シロアリ駆除という一大イベントを終えてホッとしたのも束の間、今度はゴキブリを見かけて「えっ、なんで!?」と驚いていませんか。 高い費用をかけたのに、シロアリの駆除後にゴキブリが増えたように感じると、「もしかして薬剤のせいで逃げてきた?」「駆除と何か関係があるの?」と不安になりますよね。
特にアパートやマンションなどの集合住宅だと、薬剤の影響でバルサンのように他の部屋から逃げてきたのかと心配になるかもしれません。 また、駆除業者の保証はゴキブリにも効くのか、そもそもシロアリの薬はゴキブリになぜ効かないのか、疑問は尽きないと思います。
この記事では、そんな「シロアリ駆除とゴキブリ」に関するモヤモヤをスッキリ解消していきます。 僕なりに調べた情報をもとに、なぜそんなことが起きるのか、そしてどう対処すべきかを分かりやすくまとめました。
- シロアリ駆除がゴキブリを増やすかどうかの結論
- 駆除後にゴキブリを目撃する本当の理由
- 駆除業者の保証範囲と正しい連絡方法
- シロアリ対策と併用すべきゴキブリ対策
シロアリ駆除 後 ゴキブリを目撃する理由

まずは、みんなが一番気になっている「シロアリ駆除とゴキブリの関係」について、僕が調べた結論からお話しします。 なぜ、あのタイミングでヤツ(ゴキブリ)は現れたんでしょうか。
駆除とゴキブリ増加の因果関係
まず結論から言うと、シロアリ駆除が「原因」でゴキブリが「増える」という直接的な因果関係は、ほとんどないようです。 これ、害虫防除の専門家の方々が口を揃えて言うことみたいですね。
僕も最初は「薬剤から逃げてきたんじゃないの?」って思ってたんです。でも、シロアリとゴキブリって、実は生活している場所(テリトリー)が全然違うんですよね。
生息テリトリーの決定的な違い
両者の主な生活圏を見てみると、その理由は明らかです。
- シロアリ : 主な巣は地中(土壌)です。そこから家の基礎のわずかな隙間や配管を通って「床下」に侵入し、土台や柱といった木材の「内部」を食べていきます。 彼らの生活圏は、基本的に人目につかない「土の中」「床下」「木材の内部」です。
- ゴキブリ : 一方、私たちが目にするクロゴキブリなどは、屋外も室内も活動範囲です。 特に「キッチン」「水回り」「冷蔵庫や家電の裏」など、暖かくて湿気があり、エサ(人間の食べカスなど)が豊富な場所に潜んでいます。
シロアリ駆除の主流である「バリア工法」は、このシロアリの侵入経路である「床下の土壌」や「木部」に薬剤を散布・注入して、薬剤のバリア(防護層)を作る作業です。
つまり、ゴキブリが普段ウロウロしている「室内」や「キッチンの隙間」と、シロアリ駆除の薬剤が撒かれる「床下」とは、物理的に場所がまったく異なります。
アパート・マンションでの誤解
特にアパートやマンションにお住まいだと、「駆除の薬剤(バルサンみたいな)で、他の部屋から逃げてきたのでは?」と心配になるかもしれません。 これは、煙で害虫を追い出す「燻煙剤」と、シロアリ駆除の「残留性薬剤」を混同している可能性があります。
シロアリ駆除の薬剤は煙のように広がるものではなく、施工した場所に留まって効果を発揮するものです。 そのため、隣の部屋のゴキブリを追い出すような効果は期待できません。
ポイント:因果関係は「ほぼ無し」
シロアリ駆除がゴキブリを増やしたり、室内に追い出したりする直接的な因果関係は、ほぼありません。 生活している場所(生息域)が違うため、床下に撒いた薬剤が室内のゴキブリに影響する可能性は極めて低いんです。
シロアリの薬はゴキブリに効かない?
「でも、シロアリってゴキブリの仲間なんでしょ?なら薬も効くんじゃない?」って思いますよね。 僕もそう思ってました。
生物学的には確かに近縁(ゴキブリ目!)らしいんですが、これがまた別問題なんです。
生物学的な分類(ゴキブリ目)のワナ
「シロアリは生物学的にゴキブリの仲間」というのは事実です。 分類学上、アリ(ハチ目)よりもゴキブリに近い昆虫なんですね。
でも、この「近縁」という言葉が誤解を生みます。 シロアリとゴキブリは、共通の祖先から分かれた後、数千万年という長い時間をかけて、全く異なる進化を遂げました。
- シロアリ : 木材(セルロース)を主食とし、厳格な階級社会を形成します。
- ゴキブリ : ほぼ何でも食べる雑食性で、階級社会は持ちません。
生物学的に「近い」ことと、害虫防除の現場で「同じ対策が効く」ことは、イコールではないんですね。
現代のシロアリ薬剤の特性
昔(1970年代~90年代頃)に使われていたクロルデンやクロルピリホスといった薬剤は、確かに強力で、広範囲の虫に効いたかもしれません。 しかし、これらは毒性が強すぎたため、環境や人体への影響が懸念され、現在は使用が禁止されています。
現代のシロアリ駆除薬は、人やペット、環境への安全性を最優先に開発されています。 そのため、対象害虫(シロアリ)に対してピンポイントで作用するように、非常に高度に設計されているんです。
「床下で散布した薬剤が、床の上で生活する人間に影響を及ぼさない」のと同様に、生息環境が全く異なるゴキブリに対しても、その影響は限定的と考えられます。
「追い出し効果」は無い
ユーザーが一番心配するのが、「薬剤を嫌がったゴキブリが、床下から室内にパニックになって逃げ込んできた」という、いわゆる「追い出し効果(フラッシング効果)」です。
この可能性も、専門的に見て極めて低いようです。
シロアリ駆除の「バリア工法」は、薬剤を土壌や木材に「散布・注入」し、そこに「残留」させることでバリアを形成するものです。 これは、ゴキブリ駆除の際に使う燻煙剤(バルサンなど)や、隙間に潜む個体をあぶり出すためのフラッシング剤(追い出し用エアゾール)とは、目的も成分も、施工方法も全く異なります。
仮に床下にゴキブリがいて薬剤に触れたとしても、それは室内へ「逃げる」時間的猶予なく致死するか、そもそも全く接触しないかのどちらかである可能性が最も高いのです。
補足:薬剤成分自体は効く?
事実として、シロアリ駆除に用いられる薬剤成分の一部(例:ビフェントリン、イミダクロプリドなど)は、ゴキブリを含む広範な害虫に対して殺虫効果を持つ、プロ用の殺虫剤の有効成分でもあります。
床下に薬剤をしっかり撒いた結果、床下にいたクモやゲジゲジが減る、という副次的な効果は期待できます。 しかし、それはあくまで「薬剤が直接、害虫に接触した場合」の話。キッチンのシンク下や家電の裏に潜むゴキブリの群れを根絶するほどの「効果」には、到底なり得ません。
本当の理由は「湿気」と「隙間」
じゃあ、なんでシロアリ駆除の「後で」ゴキブリを見たのか。 一番可能性が高く、専門家も真っ先に考える理由が、これでした。
「もともと、シロアリもゴキブリも住みやすい環境だった」
これに尽きるようです。シロアリとゴキブリって、生物学的な近さよりも「好む環境」がそっくりなんですよね。
シロアリ被害の家=ゴキブリ天国
シロアリとゴキブリが共通して好む環境、それは「湿気が多く、暗く、狭い場所」です。
シロアリ被害が発生した家は、多くの場合、
- 床下の換気が悪く、湿気がこもりやすい
- 浴室やキッチンの配管から水漏れが発生している
- 雨漏りを放置している
- 基礎にひび割れや隙間がある
といった、構造上・環境上の問題を抱えています。
お気づきの通り、このような「湿気の多い家」は、ゴキブリにとっても絶好の繁殖・生息環境なんです。
「駆除のせいだ!」と思っていたけど、実は家の環境そのものに問題があった、というのはちょっとショックですよね…。
結論:駆除後に「出た」のではなく、元々「いた」
つまり、「シロアリ駆除後にゴキブリが出た」のではなく、「シロアリが出るような家(環境)だから、ゴキブリも元々生息していた」と考えるのが、最も論理的かつ自然な結論です。 シロアリ駆除というイベントが、たまたまその存在を「可視化」させたに過ぎません。
家の隙間や侵入経路が気になる方は、こちらの記事で害虫対策をチェックしてみるのも良いかもしれませんね。 害虫の侵入経路と隙間対策
アリやクモが増えた場合の解釈

ゴキブリだけじゃなく、「シロアリ駆除の後に、今度は黒いアリ(クロアリ)やクモが増えたんだけど!」っていうケースもあるようです。
これもゴキブリと理屈は同じ。 シロアリ駆除がクロアリやクモを「増やす」という直接的な因果関係はありません。
シロアリとクロアリは全くの別物
まず、シロアリ(ゴキブリ目)とクロアリ(ハチ目)は、生物学的に全く異なる昆虫です。 近縁ですらありません。
シロアリ駆除の薬剤がクロアリに効くことも期待できませんし、逆にクロアリを呼び寄せることもありません。
他の不快害虫も「環境」が原因
むしろ、クロアリや、その他の害虫(ゲジゲジ、ダンゴムシ、ムカデなど)が家の中で頻繁に見られること自体が、
- 家に隙間が多い(侵入経路がある)
- 湿気が高い(彼らが好む環境)
という、家からのSOSサインである可能性が高いんです。 これも結局は「家の環境」の問題なんですね。
クロアリはシロアリの羽アリを捕食することがあるため、間接的にシロアリの存在がクロアリを呼び寄せている可能性もゼロではありませんが、主な原因はやはり環境です。
混乱を整理するために、3者の違いを表にまとめてみました。
| 比較項目 | シロアリ | ゴキブリ(クロゴキブリ等) | クロアリ(イエヒメアリ等) |
|---|---|---|---|
| 生物分類 | ゴキブリ目 | ゴキブリ目 | ハチ目(アリ科) |
| 主な食性 | 木材(セルロース) | 雑食(特に水回りの有機物) | 雑食(特に砂糖、タンパク質) |
| 主な生息域 | 床下、土壌、木材内部 | キッチン、水回り、室内 | 室内(壁内)、屋外の土中 |
| 主な侵入経路 | 地中から床下を経由 | 窓、排水口、玄関、換気扇 | 窓のサッシ、壁の隙間 |
| シロアリ駆除(床下)の効果 | ◎(対象) | ×(生息域が別) | ×(生息域が別) |
業者の作業による物理的な刺激
もう一つの理由として、とても単純なことも考えられます。
それは、駆除作業の「物音」や「光」にゴキブリが驚いただけ、というもの。
薬剤ではなく「物音」と「光」
シロアリ駆除の作業や、その前後の点検では、作業員の方が床下に入るために、普段は開けることのない「床下点検口」を開閉します。 家屋の構造によっては、和室の畳を上げて床板から進入することもあります。
この時、
- 点検口のフタを開けた際の急な光や空気の動き
- 作業員が床下を移動する際の物音や振動
これらの「物理的な刺激」によって、点検口の真下や、すぐ近くの隙間、畳の下などに隠れていたゴキブリが驚き、たまたま室内(僕たちの目の前)に飛び出してきてしまうことがあります。
これは薬剤によって「追い出された」のではなく、物音に「驚いて出てきた」だけの一時的な現象。 「新たに発生した」わけでも「増えた」わけでもなく、「隠れていた個体が表に出てきた」だけと言えます。
「シロアリ駆除 後 ゴキブリ」の正しい対処法

理由がわかったところで、次は「じゃあ、どうすりゃいいのよ!」という具体的な対処法です。 駆除業者さんに文句を言う前に、まず確認すべきこと、やるべきことをまとめました。
駆除業者の「保証」範囲を確認
シロアリ駆除って、だいたい「5年保証」とかが付いてきますよね。 これ、結構高額なお金(一軒家だと20万円近くすることも)を払ってるんだから、「家の害虫ぜんぶ5年間ヨロシク!」って思いたくなります。
でも、残念ながら、それは違います。
「5年保証」の正しい中身
僕も契約書とかを見直してみたんですが、あの保証はあくまで「施工した家に、保証期間内に“シロアリが再発”した場合」に、無償での再消毒や、場合によっては修復費用(例:500万円を限度など)を補償するものです。
ゴキブリ、クロアリ、クモ、ムカデ…。これらシロアリ以外の害虫の発生は、完全に「保証対象外」なんです。
なぜゴキブリは保証対象外なのか?
これは、駆除の「施工範囲」と「目的」を考えれば当然かもしれません。 シロアリ駆除は、あくまで「床下」や「木部」からのシロアリの侵入を防ぐための施工です。
一方、ゴキブリは「室内」のあらゆる隙間(窓、玄関、排水口)から侵入してきます。
施工範囲が全く異なるため、業者がゴキブリの発生まで保証することは物理的に不可能なんですね。
注意:保証の「拡大解釈」に注意!
高額な費用を支払ったため、「家の安全を丸ごと買った」という心理的な期待が生まれるのは理解できますが、業者との法的な契約(保証書)は「シロアリ」に限定されています。
「5年保証」は、シロアリの再発のみが対象です。 ゴキブリの発生は保証対象外なので、「保証でなんとかしろ!」と業者さんに強く言うのは、残念ながら難しいようです。
業者へのクレームではない「相談」
「なーんだ、保証対象外かよ」と諦めるのはまだ早いです。 連絡の仕方が大事なんです。
「クレーム」として電話するのではなく、「相談」として連絡するのがベストな方法。
「お客様相談室」の賢い使い方
「シロアリ駆除とは別件なんですけど、最近ゴキブリを見かけるようになって…。 何か良い対策はありませんか?」
こんな感じで聞いてみるのがいいですね。 シロアリ駆除業者さんは、当然「害虫防除のプロフェッショナル」です。多くの業者は、当然ながらゴキブリ駆除のサービスもメニューとして持っています。
もちろん、これはシロアリ駆除の保証とは切り離された、別途の「有料サービス」となるのが一般的です。 ですが、家の構造や床下の状況(湿気など)を一度見てもらっているプロに相談できるのは、非常に心強いですよね。
無料定期点検のタイミングがベスト
多くのシロアリ駆除の保証には、「1年ごとの無料定期点検」などが付帯しています。 もし急ぎでなければ、この点検のタイミングを待つのも一つの手です。
床下の状態(湿気や薬剤の効果)を再チェックしてもらうついでに、「最近、室内でゴキブリを見かけるんですけど…」と相談してみるのが、一番スマートかもしれません。
ゴキブリ専用の対処法が必要

結局のところ、シロアリ駆除にゴキブリ退治の効果を期待するのは無理がある、ということです。
シロアリ対策とゴキブリ対策は、まったくの別物。 「別会計」だと割り切って考える必要があります。
シロアリ駆除が終わったからといって安心せず、ゴキブリにはゴキブリ専用の対策を、ゼロからしっかりやる必要があります。
室内(ゴキブリ)の対策3本柱
具体的には、やはり基本が大事です。
- ベイト剤(毒餌)の設置 ゴキブリが好みそうな場所(キッチンの隅、冷蔵庫の下、水回り)に、ブラックキャップのようなベイト剤を複数設置します。 巣ごと退治する効果が期待できます。
- 侵入経路の封鎖 エアコンのドレンホース、配管周りの隙間、換気扇など、ゴキブリが外から入ってこられそうな隙間を徹底的にチェックし、パテや専用カバーで物理的に塞ぎます。
- 清掃と乾燥 ゴキブリのエサとなる食べカスや生ゴミを放置しないこと。 そして、ヤツらが大好きな「水気」を残さないよう、シンク周りを使った後は拭き上げるなど、乾燥を心がけることが重要です。
地道ですが、これが一番効きます。ゴキブリ対策の具体的な方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。 ゴキブリ対策完全ガイド
ベイト工法とスプレー併用の注意点
ここで、僕が「これはヤバい!」と思った超・重要事項があります。 ゴキブリ対策をするときに、ご自宅のシロアリ駆除が「ベイト工法」かどうかを必ず確認してください。
バリア工法とベイト工法の違い
- バリア工法 : 薬剤を床下などに「散布」して、シロアリの侵入を防ぐ方法。即効性が高い。
- ベイト工法 : 家の周囲に毒餌(ベイト剤)を「埋設」し、シロアリに巣ごと持って帰らせて巣全体を根絶させる方法。 効果はゆっくりだが、巣ごと退治できる。
なぜスプレーがダメなのか?
もし、ご自宅のシロアリ駆除が後者の「ベイト工法」で行われていた場合、以下の行動は絶対に避けてください。
【最重要】ベイト工法の場合、スプレー厳禁!
シロアリ駆除が「ベイト工法」の場合、家の周りや床下点検口付近で、市販のゴキブリ用殺虫スプレー(特に虫が嫌がる忌避成分入り)を使うのは絶対にダメです!
理由は、スプレーに含まれる「忌避成分(虫が嫌がる成分)」をシロアリが感知すると、シロアリがベイト剤(毒餌)を食べるのをやめてしまう(喫食停止)恐れがあるからです。
これにより、巣ごと根絶するというベイト工法の戦略が根底から破綻します。 さらに、薬剤を嫌って行動範囲を変え(忌避行動)、これまで被害がなかった別の場所に移動し、被害が拡大する最悪のケースも考えられます。
これは怖いですよね…。ゴキブリ退治のつもりが、シロアリ対策を台無しにしてしまうなんて。 薬剤を撒く「バリア工法」ならこのリスクは低いですが、いずれにせよ、床下点検口の周りなどで忌避性のスプレーを多用することは推奨されません。
湿気対策で根本原因を断つ
結局、シロアリもゴキブリも、根本的な原因は「家の環境」にありました。
両者共通の弱点、それは「乾燥」です。 「湿気」が大好きだから、その逆をやればいい。
シロアリもゴキブリも「湿気」が大好き
シロアリ業者さんが(しばしば追加の有料オプションとして)推奨する「床下換気扇」や「床下調湿剤」の設置は、シロアリの予防だけでなく、ゴキブリや他の不快害虫(ムカデ、ダンゴムシ、ゲジ)の発生を抑える上でも非常に有効です。
床下環境の改善(有料オプション)の価値
これらの湿気対策は、初期費用がかかるため「うーん…」って思いがちです。 僕もそうでした。
しかし、これは単なる害虫対策ではなく、「家の資産価値」を守るための投資とも言えます。 床下の木材が湿気で腐るのを防ぎ、結果的にシロアリもゴキブリも住み着きにくい環境を維持できるなら、長い目で見ればプラスになるかもしれません。
自分でできる物理的対策
もちろん、自分でできる対策もあります。
- 基礎のひび割れのチェック(あれば補修を検討)
- 配管周りの隙間をパテで埋める
- 家の周りに物を置きっぱなしにせず、風通しを良くする
こうした物理的な侵入経路対策も、両者の防除に共通して効果的です。
床下の湿気対策について、費用や具体的な方法をもっと知りたい場合は、こちらの記事が参考になるかもしれません。 床下の湿気対策、費用と方法
シロアリ駆除とゴキブリ問題の総括
最後に、今回の「シロアリ駆除 後 ゴキブリ」問題について、僕なりに調べた結論をQ&A形式でまとめます。
シロアリ駆除とゴキブリ Q&A(総括)
- Q: シロアリ駆除のせいでゴキブリが増えましたか?
- A: いいえ。駆除作業や薬剤がゴキブリを「増やす」という直接的な因果関係は、専門的に見てほぼありません。
- Q: では、なぜ駆除後に目撃したのでしょうか?
- A: 最も可能性が高いのは、「元々、シロアリもゴキブリも好む“湿気の多い環境”だった」という理由です。 あるいは、点検作業時の物音や光に驚いた個体が、たまたま表に出てきただけと考えられます。
- Q: シロアリの薬はゴキブリにも効きますか?
- A: 薬剤の「成分」自体は、ゴキブリにも殺虫効果を持つものがあります。 しかし、シロアリ駆除の「施工方法」は「床下」が中心であり、ゴキブリの主な生息域である「室内」とは場所が異なるため、ゴキブリが薬剤に接触する可能性が低く、駆除効果は期待できません。
- Q: 業者の保証(5年)でゴキブリも駆除してもらえますか?
- A: いいえ。駆除業者の保証は、あくまで「シロアリの再発」のみが対象です。 ゴキブリの発生は保証対象外であり、駆除を依頼する場合は別途「有料サービス」となります。
シロアリ駆除後にゴキブリを目撃しても、すぐに「駆除の失敗」や「業者の手抜き」を疑う必要はほとんどありません。
むしろ、これを「シロアリもゴキブリも住み着きやすい、我が家の環境(湿気、隙間)に問題があるのかもしれない」と、根本的な原因に目を向ける良い機会と捉えるべきです。
シロアリにはシロアリの定期点検を、ゴキブリにはゴキブリ専用の対策を、それぞれ「分けて」考えることが、快適な住まいを長期的に維持する最善策ですね。
専門家への相談について
この記事で紹介したのは、僕が個人的に調べた情報や一般的な対策です。 ご自宅の状況(シロアリ駆除の工法や家の構造)によって最適な対処法は異なります。
不安な点や具体的な対策については、まず施工してくれた駆除業者さんに「相談」してみることを強くお勧めします。 その際は、契約書や保証書などを手元に置いておくと話がスムーズですよ。